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Channel: WEB担当ラボ »企画論
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WEB担当者としてサービスを企画する為に

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Lancers

http://www.lancers.jp/


近頃は、ランサーズやクラウドワークスの様な
マッチングサイトが登場し個人への仕事の発注が出来るようになっております。
知り合いにもクラウドワークスから仕事を受注して、
地方でそれなりの稼ぎを維持している人がいます。

基本、連絡手段はメールと電話のみ。
都会で企業に属さなくても、スキルさえあればPC片手に生活ができてしまう、そんな世の中。

昔からSOHOの様なマッチングサイトはありましたが、
最近のマッチングサイトはクリエーター・エンジニアがサイト内で自分をブランド化することで、
クライアントから足元を見られず、適切な金額で仕事を受注ができる様に
なってきたことが一番の大きな特徴だと思います。
マッチングサイトといえば、「安かろう悪かろう」のイメージが強かった部分を払拭してきている気がします。
製作会社に依頼をするよりも個人依頼の方が安いことには変わりありません。
「比較的」安い金額で高品質な成果をあげて頂ける様になってきています。

製作会社はモノを作ります、何を作るかを考えるのは発注企業の役割です

モノを作るなら、マッチングサイトを通じて依頼をかければ成果物を納品してくれます。
企業はサイトの製作のために、専用の人を雇用する必要はありません。

WEB担当者が、自分の存在意義を企業内で見出すためには、
「仕組み」を作れる人材でなければいけません。
企業のサービスに対してどのようにWEBでアプローチをしていくかの流れを
構築していくかを考える力が無ければ、存在の意味が無くなってしまいます。

サイト製作等を依頼した場合に、クライアントの将来的な収益まで考えて
サイト製作をしていただける制作会社は少ないです。依頼に対してモノを作るのが仕事ですから当然です。

クライアントの「帽子専用のショッピングサイトを作りたい!」という依頼に対して、
「帽子専用のショッピングサイトは、既に競合が多いです。成功するのは難しいのでやめましょう」なんて
答える製作会社なんていませんよね。至極当然だと思います。

製作を依頼する企業・エンジニアが考えてくれない部分、
発注前に企業側で考えておくべき部分に対してアプローチをするのが「WEB担当者」だと思っております。

帽子専用のショッピングサイトは、既に競合が多いです。
成功する為には、サイトの製作だけではなく、様々なメディアを利用してサイトの宣伝を行う必要があります。
既に開拓されている市場に、新規参入をするのであれば「特色」を1つ強く打ち出していくべきです。

例えば、「試着の出来るオンライン帽子屋さん」と名づけて試着注文をできるサービスをしましょう。
特に帽子は、実際に身に付けないと判断が難しいので安心して購入いただけます。
「帽子 通販」のキーワードの検索数は「月間:8,000件」程度、「帽子 販売(3,000件)」と検索数が大きくありません。
ただ、「帽子」のキーワードでは「823,000件」だとターゲット層が絞れませんのでリスティングを行っても費用効果は見込めません。
認知度を高めるために情報誌に「業界初の帽子試着」サイトとして記事作成を依頼しましょう。
予算によっては「電車つり革広告」等でサイトの周知度を上げましょう。
つり革広告の相場は5日で約500万程度はかかります・・ウンタラカンタラ

なんだか書いていたらよく分からない文章になってしまいましたが、
個人的には現在の市場状況と照らし合わせてWEB上でサービスを展開する上で、
成功をさせるためには何を行わなければならないかをWEB担当者は提案をしていくべきだと思います。

企業の中でWEBサービスに対して「WEB担当者」が一番詳しくあるべきです。

「企業:やりたいこと」→「WEB担当者:成功する為のコンセプト作り」→「製作会社:構築」
企業のやりたいこと、目指していることに自分がどのように参加をしていくかを考えなければいけません。

昔読んだ、mixi立ち上げメンバの方のインタビューが、
非常の心に残っています。以下内容です。
※抜粋元のサイトは既にございません。内容は一部改変されているかもしれません。

A:「こういう日記サービスがほしい」という企画が上がってきても、100%そこで、緻密な設計ができているとは限らなくて。結局コードを書くときに、これってどうするの?とか、もっとこうしたほうがいいんじゃないか?というのは、エンジニアが想像してほしいなと思うんですよね。

B:そうですね。僕が思うには、やっぱりベストなのは、エンジニアか企画かというよりも、企画っていう役割をしている人が、ちゃんとエンジニアリングがわかる。そうじゃないとなかなか難しいと思うんです。結局、それが技術的に実現可能かどうかというのもわからない中で、企画が作れるのかなって気がします。

A:エンジニアとしても、逆に企画を助けられるようになるといいんですけどね。実装のことしか考えてなくて、たとえば、「今日早く帰るために、この機能はシンプルにしようよ」とか思われちゃうと、まったくもって意味がないわけで。

始めてこの記事を読んだときは、自分自身が社内SEとして、
システムを作ることに夢中だったときです。
そのときは構築をする立場として心に響きましたが、
今も変わらず大事なことだと頭にとめております。

会社には色々な畑の人が集まり、様々な意見の中で方向性を決めていくわけで、
その中で自分が「WEB担当者」としてどれだけ企画に対して参加が出来るかが
自分が会社に存在する唯一の意味かなと思っています。

新しいサービスを企画する中、上記の通り100%緻密な計画が出来ていることはまずありません。
大概、私の元にくるときには70%くらいの企画でくることが多いです。
残りの30%の部分を自分(WEB担当者)の角度から進めていくべきだなと思います。
WEBサービスを新しく企画する!
そんな会社の流れの中でWEB担当者が「我こそは!」と意見を出さなくてどうするんだ。
と思いつつも決まったサービスの内容を製作会社におとすだけの、受身のつまらない仕事をしていればきっと、
自分の存在は、「ブランド化された個人」をマッチングサイト上で見つけることが
できる人材により打ち消されてしまうと思っています。

マッチングサイト上で個人をブランド化より、
企業内で1従業員が自分をブランド化する方が何倍も簡単だと思います。


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